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ちなみにですね、慣れない土地に来ると知りもしない想定外のことがあります。
今回の佐賀県でのいちばんの衝撃は、なんと「黒土」がない!ということ。
植物を扱うには、当たり前ですが「土」を使います。水と土はいちばん大事な要素です。一般にはホームセンターなどで「花と野菜の園芸土」などとして袋で売られているものも、黒土に肥料を混ぜたもので基本的には黒土ですし、畑の土も黒土です。
対して「赤土」というのがあり、これは岩盤や地層から出てくるもので、粘土質であり植物の環境には基本的には向いてません。
なので僕らが造園を行う際に植栽部分には(いろいろ混ぜますが)黒土を入れます。
もちろんプロ仕事で規模が大きいですから、ホームセンターの袋でなく、建材屋さんや砂利屋さんにトラックで行き「黒土ください」といって、黒土の山からペイローダーでがばっと荷台に直接入れてもらうんです。立米という単位で。
ただ、今回オーナーさんや、オーナーの友人の職人さんに「黒土ある建材屋さん近くにあります?」と聞いても、みんな??顔。ああ、植木関係のこと知らないんだなー、くらいに思ってたのだけど、あまりに「なにそれ」「聞いたことない」というし、仕方なく近くの造園屋さんに電話してみました。
結果、造園屋さんも同じでした。東京の僕らには信じられないけど、「佐賀県には黒土がない!」のです。岩盤質の土壌はすべて赤土。赤土しかない。
「たしかに聞いたことあるけど、熊本とか長崎から運んでくるのよ」
黒土をわざわざ熊本や長崎まで…?
ほんとに、知らない土地では当たり前のことが当たり前じゃない。
勉強になりました。
さて、めちゃくちゃかっこいいのにしますか!#グランピングリゾート#コンテナグランピング#コンテナハウス#長崎県福島
ちなみにユンボ二台、3tロングユニック、ラフターまで自前で持ってるって、さすが造船所(唯一ダンプだけなかった)。この規模は人力作業じゃどうにもなりませんから完璧ですw
Instagram post by シガアキオ • Mar 4, 2019 at 3:05am UTC