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日曜は佐賀の唐津探検と思っていたが生憎の雨。車を飛ばして福岡で映画もいいけど、そんな気分でもなく。
一週間過ごして街の様子がわかってきた。浜辺のサーファーアパートは、窓から見える唐津城も、唐津駅周辺の繁華街へも歩いていける便利な場所だった。
散策は諦めるもなにか食おうと車で駅方面へ向かう。伊万里よりは街だが駅ビルやデパートがある所でもなく、イオンモールとパチンコ屋と、よく知る飲食チェーン店、それに飲み屋街が点在しているような。
風光明媚でも若い人はなにを楽しんだらいいかわからないと思う。
昨晩入った飲み屋の垢抜けたママさん（自分と同い年くらいで以前都会にいた風な）も「東京のひと？ほんとなーんにもないわよ」と申し訳なさそうに。
そこの今どきな若い男子スタッフも来月には都会に出るという。過疎化する地方都市はどこも同じこと。
ボクはどんな日本の地方や世界各地でも暮らせるタイプだけど、ひとつ条件があって「カルチャーがあるところ」なら、だ。となると地方でも外国でも都心部になるのかもしれない。
仕事や暮らしに精一杯で、人生の余白を楽しむものがない、のはとても辛い。
庭師の「庭:Garden」というのはもろに余白の部分であって、楽しむ余裕があるひとの高級な嗜み。同じ土や花木と戯れることでも、食べるためや売るための農業や林業とは100%違う。
じっさい田舎じゃ庭師の仕事など成り立たないし、やはり皆がそれを楽しもうとする余白（カルチャー）は都会にしかない。
そういう価値観を、逆にこういう場所に持ち込んで楽しんでもらうには、どうしたらいいのかな…なんてことをふと考えていた。まずは若者や働き盛りな中年の活気なのだろうけど。
いい場所なのにとてももったいない。日本のいたるところにこういう場所はあるのでしょう。応援したいです。
なにがって、我ながらすごいのは、客土も整地も、ほぼひとりでやってるとこ。今夜もよく眠れそう…。#週末はたぶん鬼の芝張り#重機があっても#最終的には手作業
