Freestyle.
たとえば、何十年と庭に咲いていた桜の木を、邪魔になったから切り倒してくれと、頼まれることもあります。
そこに命を植えるのもヒトですが、絶ってくれというのもヒトです。
こんな記事を読みました。不思議でもなんでもなく、あると思います。
その何十年、百年と生きた老木には不思議なオーラがあって、本能的に「切っちゃまずい」と感じるんです。それでも仕事を受けたら切るしかない。
そうなるとオーナーさんに説明して、塩を撒き浄めの清酒をかけ、自分もその酒を気付にくらって「御免!」と心で叫んで斬りかかります。
本当に、こういう時がいちばん気分が悪く生きた心地がしません。「もしかして、帰りに事故で死ぬかもなあ」とか。
ちなみに近頃、久しぶり会う方々に「若くなった」とよく言われますが、周りの庭師やガーデナー仲間は総じて見た目が若い。かといって外で仕事する職人さん全てがそうでもなく。
「やっぱ日々植物と触れあってるからじゃない?」
なんて笑い話も、まんざらでもない気がする今日この頃です。
さて、せっかく再スタートしたブログ。もっと更新しなきゃと思いつつ、文字を打とうとした瞬間睡魔が襲い気づけば朝という。申し訳ありません。
もう先週ですが、フリースタイルダンジョンの収録を覗きに新木場STUDIO COASTへ。
庭師ブログと関係なく度々申し訳ないですが、私、珍しくこの番組ハマってまして、是非、生で観てみたい!とわがままで招待して貰いました。
写真でお気づきの方もいると思いますが、三度目のラストモンスター登場、とだけ。幸運な神回収録。
恥ずかしながら、涙出そうなほどちょっと感動してしまいまして。やはりすごいですね。
正直、ヒップホップもラップもさして熱心でないのに、なぜにこのフリースタイルバトルはおもしろいのか、と考えたのですが、
壮絶な口喧嘩、ガチンコのタイマン勝負だからでしょう。音楽というより格闘技の試合です。さらに言うとMMAより原始的な異種格闘技戦。いろんなタイプがいて、どっちが強いかみたいな。
まあ、そもそも元事務所の先輩たちがラッパーですから関係なくもなく。笑
ちなみに表題曲しか知られてないみたいですが、じつは三人それぞれ持ち歌(カップリング)がありまして、坂崎さんの「いつか、南で」って曲の作詞がダンジョンの審査員でもおなじみ、いとうせいこうさん。
スタイリストとしてでなく、いつかプライベートで南の島へ行って恋人とゆっくり過ごしたい、みたいな、切ないダブバラードですが、あいにくカセットテープしか持ってなく、もはや再生して聴いてみることもできません。残念です。
それと、今回の収録に一緒に行った庭師仲間のHさん、じつはミュージシャン(どっちが本職なのか)でして、
ふだんこんなバンドでプレイしています。
あえてこの中の誰とは書きませんが、なぜに庭師ってのが元スタイリストの私より意外性があっておもしろい。
なもので共通の知り合いも多いし、番組オーガナイザーのジブさんはバンド仲間。どんな業界のコネより一番近かった。
そんなわけで結果、庭師ネタで着地できました。笑
最後にマイメン森山未來が新たな個人HP開設したようで、よかったら覗いてやってください。
それでは。